造作家具って何?メリット・デメリットについて知ろう!
こんにちは~!
稲冨設備株式会社です。
前回の記事に引き続き・・
今回も少しだけ器具付けに関連して書いていければなと思います。
洗面所の排水器具を取り付けています
写真でも分かるように一つ一つ丁寧に器具付けを行っています。メーカーによって少しづつ器具の取付け方が違うんです。
今は、素材や色、サイズなど希望に沿って設計・製作ができる造作家具が増えています。家の雰囲気やスペースにぴったりとマッチした理想通りのインテリアを実現できるのが造作家具の魅力の一つです✨
だからこそ、現場によって様々な器具付けに臨機応変に対応して作業を行っている職人さんは凄いですね!
まず造作家具といって思い浮かぶのは作り付けの収納棚ではないでしょうか。収納棚は一般的に作り付けの方が多いと思いますが、じつは他にも様々な家具が造作可能なのです。例えば、TVボードや本棚、カウンターデスクや二段ベッドなどを造り付けることも可能なんです。部屋のインテリアに合った、我が家に一つだけの家具が作れるのは嬉しいですよね。
造作家具には大きく分けて二つの作り方があります。
1つは「大工工事」もう一つは「家具工事」です。
大工工事とは工事現場で大工さんが材料から造作を作る方法です。大工さんが直接現場に材料を持ち込みその場で製作・設置を行うため、色やサイズなど微調整の変更も依頼しやすいのがメリットです。また、運搬費用は抑えられますが、現場の設備で製作を行うので限界になる部分も出てくるのは知っておきたいところです。
家具工事とは工場でオーダー通りの家具を製作し、完成品を搬入するのが家具工事です。家具を専用で作る工場のため、設備が備わっており現場では実現できない細かい製作も可能なのが家具工事のメリットです。しかし、実際に設置してみると色やサイズ感が違っているなどの可能性も出てきます。また、製作された家具を運び込むため別途運搬料が必要にはなります。
メリット
・希望通りの家具を手に入れられる
造作家具の魅力はやはりサイズ、色だけでなく素材やデザインにこだわり理想通りの家具が作れることです。例えば、「自分の生まれた故郷の木材を使った家具が欲しい」など自分の理想をとことん追求しこだわりぬいた家具が作れる
・統一感のあるインテリアになる
余った木材を使用して作るため、内装と同じ材料を使いその部屋の雰囲気に合った統一感のある空間を作ることができる。
・カスタマイズできる
使う人の身長や体格、収納する物などによってカスタマイズできます。例えば、使う人の身長に合わせたカウンターや机などを造作すると腰や無理な体勢での作業が減り体に大きな負担をかけることなく生活することができるのです。
・部屋の掃除がしやすくなる
造作家具の場合は家の間取りに合うように作られ固定されているため、無駄なスペースがないので埃などがたまりにくく掃除の手間が減らせます。今は、一般的にお掃除ロボットを使用されている方も多いと思います。無駄なスペースがない分、隅なく掃除できるため、忙しいひとにはオススメかもしれません。
デメリット
・移動や撤去が簡単にはできない
造作家具は壁や床などに固定するため、模様替えのように簡単に撤去や移動ができません。たまにテレビボードなど移動可能な家具もありますが、基本的には移動できないものと考えておいてください。
・打ち合わせや制作に時間がかかる
造作家具は家1棟ごとに寸法などが異なります。既製品と違ってデザインから打ち合わせを行うため製作から完成まで時間がかかります。
・事前に現物を確認できない
造作家具は完全オーダーメイドのため、完成した物しか見ることができません。そのため、ある程度のイメージや素材などを打ち合わせの段階でこまかく依頼しておく必要があります。
・費用が高い
既製品と違って完全オーダーメイドの為、一人ひとりの理想に合った家具を製作していくのでどうしても費用が高くなるのは仕方ないことなのかもしれません。前もって既製品よりも高く見積もりを取っておくのがいいと思います。
ここまで書いたように、造作家具には色々と注意していく部分があるので、簡単に決めることができないのも事実です。
写真にあげているのは洗面台が造作になっており、洗面ボールは自分の好みのものを選んではめ込んであります。まさに自分好みにできる造作家具の良いとこ取りをしたという感じですね!
こういうのを見ると造作家具はかっこいいな~と憧れてしまいます。どこをどんなイメージで造作にしていくのか考えていき、それが形になった時の嬉しさは言葉に言い表せないと思います。
今回書いたブログが、これから家を建てられる方、リフォームなどをお考えの方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
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