洗面化粧台の選び方
こんにちは。稲冨設備株式会社です。
弊社では水回りリフォームのご相談を承っておりますが、お客様よりご相談をいただく際、一番多いのがトイレの下水道切り替え工事や便器の交換。次に多いのが洗面台の交換についてです。
やはり毎日何度も使用する場所ですので、どんなに綺麗に使用していても年月とともに劣化していくのが当然の場所です。
そして、いざ交換を決意したものの「どれを選べばいいのかわからない!」とのお声もよく耳にします。
そこで今回は「洗面台」について少しお話したいと思います。
洗面台(洗面化粧台)は毎日必ず使用するもので、歯磨きや洗顔をしたり、身だしなみを整えるために必要不可欠なものです。 洗面化粧台には収納が充実したデザインのものや便利な機能が付いたものも数多くあります。 家族構成やライフスタイル、設置するスペースに合ったものを選ぶと良いでしょう。
洗面化粧台の取替えをお考えの方、いざ交換したいと思ってもどんなものを選べばいいのかわからない、という方も少なくないと思います。
そこで今回は、洗面化粧台の種類や選び方などをくわしく見ていきたいと思います。
不具合やリフォームなどで洗面化粧台の交換を検討中の皆さまの参考になれば幸いです。
洗面台と洗面化粧台の違い
既製品の洗面台は、大きく分けて2つの種類があります。
・洗面台
・洗面化粧台
まずは、それぞれの特徴をご紹介しましょう。
洗面台
参考画像:タカラスタンダード様
https://www.takara-standard.co.jp/product/dressing_table/compact/
洗面台とは、洗面ボウルと呼ばれる受け皿があり、手洗いや歯磨き、洗顔を行うための場所です。 それ以外の機能は特にありません。水だけが出る単水栓の場合も多く、トイレの中に据え付けられている、小さな手洗い器具も洗面台と呼ばれます。
洗面化粧台
参考画像:タカラスタンダード様
https://www.takara-standard.co.jp/showroom_search/saga/saga/display/lavatory/
洗面化粧台とは、化粧や洗顔、髪の毛のお手入れといった身支度をしやすいよう、収納や小物置きがある鏡面台の機能が追加されたものです。
洗面ボウルの足元に開き戸や引き出しの収納があったり、鏡を開いて化粧品などを収納できるタイプもあります。
水とお湯の両方が出る混合水栓の場合が多く、シャワー機能があるものもあります。
収納以外の機能としては、洗面化粧台にコンセントの差込口が備え付けられていることが多いです。 ドライヤーを使用したり電気シェーバーを充電したりと、洗面所では何かと電気を使用します。
備え付けられていない場合は、コンセントの差込口の近くに洗面化粧台を設置すると良いでしょう。
洗面台はトイレや玄関・勝手口周辺の手洗い用として、洗面化粧台は脱衣場や洗濯機置き場と一緒に、洗顔・化粧・髪のお手入れ等の身支度用として設置されていることが多いです。
洗面台と洗面化粧台は、収納スペースや鏡面台といった機能の有無で区別することができます。
そして、洗面化粧台にもまた種類があり、大きく分けて3つに分類されています。
・ユニットタイプの洗面化粧台
・システムタイプの洗面化粧台
・カウンタータイプの洗面化粧台
それぞれの特徴をみていきましょう。
ユニットタイプ
ユニットタイプとは、鏡や照明器具、洗面ボウル、水栓金具、収納キャビネットなどが、はじめから一体となっている物です。各メーカーから複数のグレードが用意されていますので、予算に応じて選択できます。
収納扉の色や開き戸か引き出しか、なども選択可能ですのでお好みで選ぶことができます。
また、サイズも60cm、75cm、90cmなど、幅の異なるものが数種類用意されています。洗面化粧台を設置するスペースの間口の寸法に合わせて選択できます。
システムタイプほどではありませんが、ある程度はカスタマイズも可能です。部分的にはこだわりたいけれど、できるだけコストを抑えたい、とお考えの方にはユニットタイプがおすすめです。
システムタイプ
システムタイプは、多様なパーツの中から自由に選び、自分好みの洗面化粧台をご自身で組み合わせていきます。たとえば、以下のパーツにはいくつかの選択肢が用意されていて、好みのものを選び組み合わせる事が出来ます。
- カウンター
- キャビネットと扉
- 洗面ボウル
- 水栓金具
- 鏡
- 照明
システムタイプは多様なバリエーションがあり、お好みで組み合わせを選び独自の洗面台にする事ができます。
高級感があるため、おしゃれな空間を演出したい方にもおすすめです。ただし、ユニットタイプと比べると費用が高額になる傾向があります。
カウンタータイプ
カウンタータイプは、鏡、照明などをカウンターと別々に設置するものです。 システムタイプ同様、カウンター、洗面ボウル、水栓、鏡などのデザインを自由に選ぶことができます。 収納は少ないのでカウンター下や壁などに自分好みの収納棚を設置するなどしてオリジナルの洗面化粧台にすることができます。スタイリッシュな洗面化粧台です。
化粧台カウンターには「スライドタイプ」「片引き出しタイプ」「開き扉タイプ」などの種類があります。 それぞれのタイプでは収納量などにも違いがありますので、ご家庭の収納スタイルに合った化粧台カウンターを選ぶと良いでしょう。
また、人数の多いご家庭などではカウンターに洗面ボウルを二つ設置する場合もあります。 この場合には、化粧台カウンターを設置する広いスペースが必要になります。また、カウンター下の収納量が減る可能性もありますので、事前にしっかりと計画し、ご家族皆さまにとって快適な空間となるよう検討されると良いでしょう。
まとめ
ひとことで洗面台と言っても色々なタイプがあることがわかりましたね。
今回のブログでは触れていませんが、他にも洗面ボウルや蛇口の形状なども沢山の種類があります。
お悩みの場合は、ぜひメーカー様の展示場などへ足を運んで、ご自身の目で見て触れてみてはいかがでしょうか。
予約が必要な場合が多いですが、どのメーカー様もスマホから簡単に予約可能です。
各器具ごとの特徴やメリット・デメリットなど、専門の担当者様より、詳しく説明していただけますよ。
水回りの器具は長く使う設備です。ご自宅の雰囲気や使い勝手を考慮して、ご家族皆さまにとって暮らしやすい快適な空間となるよう選ぶことが大切ですね。
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