ブログ一覧


業者選びのポイントは

こんにちは。稲冨設備株式会社です。

12月に入り日中でも寒さを感じる季節になりましたね。

私も先週末、慌てて毛布を干し 羽毛布団のシーツも洗いました~(^-^;

風邪やインフルエンザも流行の兆しが見えてきているようですので、みなさま体調管理には十分お気を付けくださいね。

 

さて、今回は工事を依頼する業者選びについてのお話です。

ご自宅の水回り工事を計画される際、まずは「どこに工事を依頼するのか」は大きな問題ですよね。

今回のブログでは水回りの工事をお考えの方へ、工事を依頼する業者を選ぶ際のポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

工事依頼はどこに?

 

今の時代はスマホひとつでなんでも調べる事が出来てとても便利ですよね。

「○○市 水道工事」

「○○町 トイレリフォーム工事」

など、調べたいキーワードを入力すればすぐに情報が出てきます。

ですがネットで検索すると情報量が膨大で、たくさんの業者名が出てきます。

その中で結局どこの業者がいいのか、さっぱりわからない~(-“-)、という事もありますよね。

 

そんな時、ひとつの判断材料となるのが各市・町の上下水道課や水道企業団等の「指定工事店」としての登録業者であるかどうかです。

 

 

 

 

業者選びの判断基準は?

 

そもそも給排水管の新設・増設・移設・撤去などを伴う大掛かりな設備工事であれば管轄の市や町へ「工事確認申請」の手続きが必要です。この「工事確認申請」は指定工事店でなければ請け負う事が出来ません。

仮に指定工事店以外の業者が工事を請け負った場合、工事申請も出来ず、完了検査も受ける事が出来ず、無効工事となってしまいます。場合によっては市や町から工事のやり直しを求められるケースもあります。

 

今回ご紹介するのはそれ以外の工事、例えば蛇口や洗面台の取替え、トイレ器具の取替えのみなど「軽微な工事」と分類される場合です。

 

実はこの「軽微」と分類される工事の場合、工事自体は指定工事店ではない業者でも請け負う事が出来ます。

ですが実際に現場で施工を担当する職人さんひとりひとりの詳しい職歴などは調べようがありませんよね。長年この仕事を請け負われた熟練の職人さんが担当される場合もあれば、経験の浅い職人さんの場合もあります。

信頼できる業者であるか、安心して施工を任せられるのか、不安に感じる場合もあるかと思います。

そんな時のひとつの判断基準となるのが市や町の上下水道課へ登録している「指定工事店」制度です。

 

 

 

 

 

指定工事店登録の必須条件

 

ではなぜ指定工事店登録業者ならば安心と言えるのか。

ポイントは指定工事店として登録するための必須条件にあります。

指定工事店登録に必要な条件は各市により若干の違いはありますが、どこでも共通して必須となるのが、

 

給水であれば「給水装置工事主任技術者」の免許

排水であれば「排水設備工事責任技術者」の免許です。

 

 

 

 

 

給水装置工事主任技術者

 

「給水装置工事主任技術者」とは、給水装置工事(水道の配水管から家庭までの給水管工事)を行う際に、技術上の管理を行うために必須の国家資格を持つ技術者のことです。

 

給水装置工事を認められている唯一の国家資格であり、水道法に基づき、国土交通大臣および環境大臣(令和5年度までは厚生労働大臣)が実施する国家試験に合格し、免状の交付を受けた者のみが名乗ることができる資格となります。

 

具体的には、工事の監督、工事従事者の指導、構造・材質基準の適合確認、水道事業者との連絡調整といった業務を担当します。この資格を持つことが、水道工事業者が「指定工事店」として工事を行うために必要不可欠となります。

 

 

 

 

 

 

排水設備工事責任技術者

 

「排水設備工事責任技術者」とは、公益社団法人 日本下水道協会などが実施する排水設備工事責任技術者試験に合格したもののみが名乗る事ができる資格となります。

この試験に合格したのち、各自治体(市・町)の下水道課へ「責任技術者」として登録を行います。

この登録は各市ごとにそれぞれ手続きが必要で、登録をおこなっている市でのみ「責任技術者」としての資格を得ることが出来ます。

排水設備工事の指定工事店として登録する場合はこの「排水設備工事責任技術者」の在籍が必須条件となります。

 

 

 

 

 

資格保有者の役割

 

実は水道工事の現場ではこの免許を持っていない職人さんもたくさんいらっしゃいます。

現場作業をする職人全員にこの免許が必須という訳ではないからです。

免許はとっていないが、長い経験があり確かな技術力を持つ職人さんも本当にたくさんいらっしゃいます。

 

ではなぜこの免許が大切なポイントなのかと言えば、先述した通りこの主任技術者が責任を持って、工事の監督、工事従事者の指導、構造・材質基準の適合確認、水道事業者との連絡調整といった業務を担当するからです。

 

この資格を取るためには水道法の知識はもちろんの事、給排水工事そのものに対しても深い知識が求められます。また、あらゆる場面において適切な判断が出来るよう実務経験も資格取得の必須条件となっています。

 

指定工事店ではこの資格を保有している者が責任者となり、監督、指示・指導、管理・確認を行います。

そのため、この資格保有の有無は工事を依頼する上で大きな安心材料となるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

まとめ

 

たとえ軽微な工事であってもご自宅の環境により工事内容は変わるケースがあります。

取り替える器具の大きさや配置によっては配管の移設や増設が必要になる場合や、管の劣化状況によっては部分的な入れ替え工事が必要になる場合もあります。

指定工事店に登録している業者には経験ならびに専門知識を有した国家資格保有者が必ず在籍しています。

水回りの設備は施工後、何年~何十年も使用する生活に欠かせない設備ですので安心して任せられる業者を選び、後悔のないリフォーム工事にしてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2023 稲冨設備株式会社. All rights Reserved.